2019年12月24日

玄関に忌中の張り紙をいつまで貼っていればいいのか

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身内が亡くなった時には、玄関の壁などに忌中の張り紙が貼っていることがあるかもしれません。これはどういうことなのかと言うと、昔の死の考え方がいまにも引き継がれているからです。昔は死を穢れたものとする考え方があり、穢れを他人にうつさないために張り紙を貼っているということです。

他人に亡くなったということを知らせる手段として活用してきたということがあります。忌中の張り紙が貼っているということは、そこでいつ通夜や葬儀が行われるのかということが分かります。近日中に通夜や葬儀があるということが張り紙を見ると一目瞭然です。

しかし、最近ではそういう習慣が薄れてきているところがありますので、コミュニティの強弱によって張り紙を貼るのかどうかが決まってきます。身内が亡くなった場合に、張り紙を貼ったほうがいいのかどうかわからない場合は、近所の人に尋ねてみるといいでしょう。

一般的に玄関の喪中の張り紙をいつまで貼っていればいいのかというと、故人が亡くなってから四十九日までです。四十九日法要が終わったら、無事に故人の魂が旅立つということで、だんだん日常に戻ってくるということを表しますので、張り紙を外すタイミングとしてピッタリです。