2016年12月15日

基本的には仏式で行われる家族葬

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一般の参列者を募らず近親者のみで行われる葬儀を家族葬と言います。これは以前密葬と呼ばれることが多かった葬儀の形態ですが、密葬というと暗く重々しいイメージでとらわれがちであるため、新しく呼び名が付けられました。現代は全般的に葬儀が簡素化されている傾向にあり、家族や本当に親しかった友人のみで葬儀を行うということが珍しくありません。

参列者の人数としては80人を上回らない程度の人数で行われることが多く、故人とのお別れの時間をゆっくり過ごせるというのが最大の特徴となっています。家族葬というと、特別な儀式が行われるかのように聞こえることもあるかもしれません。しかし、全体の流れとしては、通常の仏式で行われる葬儀と違いはほとんどないようです。

もちろん遺族や故人の希望によって無宗教葬で行われることも増えています。しかし、家族葬を行うという場合には、基本的に僧侶などの宗教に関わる人を招き、宗教的な儀礼を行うのが通常の流れです。ただ、参列者がよく知っている親しい人ばかりなので、よりあたたかな雰囲気で故人を送り出せるというのは、魅力だと言えます。